トピックス > 一般公開 > 令和3年度歯薬合同研修会 令和3年10月30日(土)

一般公開

秋涼の折、会員の皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、延期になっておりました歯薬合同研修会が下記の日程で開催されることになりましたので
お知らせいたします。是非ともご出席くださいます様、よろしくお願い申し上げます。

※8月にすでに申込みされた先生は
「WEB参加登録済の方に関しては再登録の必要はありません。
 登録後に自動送信されたメールの記載内容にてそのままご参加ください。」

※これから申し込みの先生は以下の手順で申し込みできます。
 【日時】 令和3年10月30日(土) 18時00分~
  【会場】 ZOOMによるWEB配信
  【演題】 「フッ化物応用によるう蝕予防 ~生きる力を育むむし歯予防~」
       講師:神奈川歯科大学・神奈川歯科大学短期大学部 特任教授 荒川 浩久 先生 
         (認定研修単位 1単位申請中)
 【参加対象者】沼津薬剤師会 A・B会員
 【参加申し込みの締め切り】 令和3年10月23日(土)まで


新型コロナウィルス感染対策としてZOOMを用いたWEB開催と致します。

ZOOMによる参加ご希望の方は以下のURLより参加登録をお願いします。
参加登録後に自動返信されるメールの内容をご確認ください。

○WEB参加申込者 (締め切り  10月23日(土)まで)
    https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_Csmx9NtOQAK4NI8RZyRuOA


健康な歯をできるだけ長く保ち、活発な咀嚼を維持することが全身の健康保持(ことに生活習慣病を予防して健康寿命を延伸する)に大きく影響することがわかり、むし歯予防のエビデンスレベルが最も高いフッ化物応用が「健康日本21」や「歯科口腔保健の推進に関する法律」に取り上げられています。歯の喪失を防ぐには、むし歯と歯周病の予防が大切ですが、むし歯は生えて間もない歯ほど罹患しやすく、一度罹患すると元の健全な状態に戻ることがない病気です。しかも、むし歯にかかった歯は、一生涯その影響に悩まされますので、歯の大切さなどを十分理解できない子どもの頃から、歯の根元のむし歯(根面むし歯)が問題となる高齢者まで、むし歯予防に取り組む必要があります。
フッ化物応用は、むし歯の予防とコントロールを目的に、高い安全性と有効性のもとに75年以上も実施され続けています。世界のフッ化物応用は、全身応用(水道水フロリデーションなど)とフッ化物入り歯みがき剤の組合せが基本です。わが国では世界の先進国の中でフッ化物応用の普及に乗り遅れ、現在でもフッ化物の全身応用は実施されていません。したがって、局所的応用としてのフッ化物入り歯みがき剤(市場シェア91%)、フッ化物塗布((1~14歳の62.3%:2016年歯科疾患実態調査より)、フッ化物洗口(2019年3月時点で4〜14歳の人数実施率は12.8%)、を組み合わせることになります。フッ化物入り歯みがき剤は医薬部外品として消費者は自由に利用できます。フッ化物塗布剤は医療用の医薬品で歯科医師か歯科衛生士自らが応用します。その点、最も普及の遅れているフッ化物洗口剤は、第3類医薬品と医療用医薬品(劇薬である顆粒製剤と劇薬でない洗口液)と様々であり、歯科医師だけでなく薬剤師も普及支援の一翼を担っています。

以上


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