トピックス > 一般公開 > 6/23 沼津薬剤師会・県病薬東部支部 合同学術講演会

一般公開

新しい深在性真菌症治療剤「ブイフェンド」一般名ボリコナゾール
1.侵襲性アスペルギルス症に対して優れた効果を持つ

2.幅広い抗真菌スペクトル

3.優れた組織

4.用法・用量 ブイフェンド錠 通常、成人(体重40kg以上)には、初日に1回300mgを1日2回、2日目以降は1回150mg又は1回200mgを1日2回食間投与する。

5.包装;50mg、200mg錠 200mg静注用Vがあり患者さんの状態により選択がmg可能

6.副作用 肝機能障害、腎障害、低カリウム血症など発現率が高いものとして羞明(25%)・霧視・視覚障害(24%)がある。これは、投与初期に現れるが一過性のものである。しかし、本剤投与中の自動車の運転等機械の操作には従事させないよう十分注意する。その他、食欲不振、頭痛、不眠があげられている。(ブイフェンドはアズノール系抗真菌薬に含まれるため相互作用に注意が必要)

7.相互作用・・・本剤は、肝代謝酵素CYP2C19,CYP2C9及びCYP3A4で代謝される。あわせて、阻害作用を有する。併用注意(抗てんかん薬、免疫抑制剤、ワーファリン、PPI、SU剤、HMG-COA還元酵素阻害剤等)

ブイフェンド・・・近年、深在性真菌症の発生頻度は増えている。特にアスペルギルス症は第一位である。侵襲性アスペルギルス症は死亡率も高い。


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