トピックス > 一般公開 > 4/27 平成18年度例会研修会 沼津薬剤師会・静岡県病院薬剤師会東部支部合同研修会

一般公開

「選択的α1A遮断薬〜前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬《ユリーフ》について」
 キッセイ薬品工業(株)学術グループ

【製品特性】
 1.投与早期から排尿に関する自覚症状を改善。
   排尿症状・・・尿線途絶、尿勢低下、腹圧排尿などの尿道閉塞に起因する症状の総称
 
 2.蓄尿症状の改善
   蓄尿症状・・・昼間頻尿、尿意切迫感、夜間排尿などの膀胱機能異常に起因する症状の総称。

 3.前立腺は主にα1A受容体を介して収縮し、血管(高齢者)は主にα1B受容体を介して収縮する
   ことが報告されている。ユリーフはα1A受容体選択性が高いため、血管に比べ前立腺に選択的に
   作用します。
   蓄尿症状・・・昼間頻尿、尿意切迫感、夜間排尿などの膀胱機能異常に起因する症状の総称。

【組成・性状】
 商品名 ユリーフカプセル2mg・4mg
 成分名 シロドシン

【効能・効果】
 前立腺肥大症に伴う排尿障害

【禁忌】
 レビトラー血管拡張作用による降圧作用を増強するおそれがある。

【用法・用量】
 通常、成人にはシロドシンとして1回4mgを1日2回朝夕食後に経口投与する。
 症状に応じて適宜減量する、最大1日量を8mgまで。効果は、1週間程であらわれ、4週間くらいで
 安定する。

【副作用】
 約20%以上
 射精障害ーEDとは違い、射精時に精液量が減ったり出なくなる現象をさす。
 多くは、可逆的で投与中止により改善する。4週間以内に起こりやすい。
 
 1〜5%未満
 めまい、起立性低血圧


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