一般公開
「プラビックス錠」
サノフィ・アベンティス(株)学術部
新薬プラビックス錠25mg 75mg・・アデニルシクラーゼ受容体阻害剤
<効能・効果>
血栓性脳血管障害後の再発予防(心原性脳塞栓症を除く)
使用上の注意
投与開始後2ヶ月間は、2週間に1回程度の血液検査等の実施
<作用機序>
本剤は、肝で活性代謝物に変換されて速やかに血小板膜上のADP受容体に選択的かつ不可逆的に結合
→P13キナーゼの活性化抑制→GpⅡb/Ⅲaの活性化阻害
さらに、ADP受容体刺激によっておこるGiによるアデニレートシクラーゼ活性抑制を阻害→C-AMP↑→
Ca↓→各種血小板凝集因子による凝集反応抑制。
<特徴>
虚血性脳血管障害の再発抑制において、塩酸チクロピジンに比し同等性を示す。安全性においては、白血球
減少・血小板減少・肝機能障害の発現は低い。プラビックス(CYP3A4-人種差なし)とパナルジン
(CYP2C19-人種差あり・日本人には少ない)の代謝酵素の違いが、副作用の発現違いになっていると
考えられている。
世界106ヶ国で承認
<用法・用量>
クロピドグレルとして75mgを1日1回経口投与
出血傾向、年齢、体重、症状により50mgより開始する。
<禁忌>
塩酸チクロピジン