一般公開
1.「沼津市立病院における褥そう治療の薬剤選択について」
沼津市立病院 川上典子先生
発生状況・・・退院数5034人中110人(2.1%)→半数がStageⅠ、Ⅱ
発生部位・・・仙骨40% かかと20%
治療経過・・・治癒63例(70%が2〜3週以内)、改善31例
選択薬剤・・・ハイドロサイト ゲーベン イントラサイトジェル等
《考察》
早期発見 早期対応
薬剤や創傷被覆材を病期に合わせシンプルに選択
2.「口腔内崩壊錠の技術開発とアムロジンOD錠」
大日本住友製薬 製剤研究部
《従来の口腔内崩壊錠》
第一世代(液乾燥法)非常に多孔性に富む(空隙率90%)
→硬度が低く壊れやすい
第二世代(湿式圧縮法)
*利点・・孔を必要以上に作らない(空隙率20〜40%)
→強度UP
*欠点・・錠剤が大型化。わずかな水で崩壊。表面強度にばらつき
第三世代(Washburnの式より)
①空隙率を高くし、細孔半径を大きくする( 錠剤の小型化)
②親水性基材の使用により、疎水性成分の排除率UP
③水の粘度上昇成分の除去
④界面活性剤非含有
1. エバステルOD(滑沢剤を錠剤表面のみにつける)
2. アムロジンOD(親水性の滑沢剤使用)
<<アムロジンODのコンセプト>>
錠剤の小型化(空隙率5%・・硬度は普通錠と同じ)
溶けやすい、かつ水なしで飲める。
自動分包機OK→吸湿しても十分な硬度あり