一般公開
1.「肺癌化学療法における薬剤管理指導」
静岡がんセンター 鈴木 賢一先生
【まとめ】
・肺癌は死亡率の高い癌であり、禁煙者は非喫煙者に比べ4.5倍高い
・喫煙者は禁煙し10年経過すると吸わない人と同等のリスクに下がる
「症状」として咳、呼吸困難、血痰、骨転移部位の疼痛、痙攣、嗄声、ホルネス兆候、上半身のむくみ、
脳転移による麻痺
肺ガン治療<ポイント>
・化学療法と放射線療法同時の方が効果が高い
・小細胞肺ガンと非小細胞ガンでは治療法が異なる
・化学療法選択の場合は、特徴的な副作用と患者背景を選択する
(吐気、口内炎、骨髄抑制の理解を得る)
・吐気時の副作用に対応する薬剤(ベンゾジアゼピン系とトラベルミン)
・分子標的薬での間質性肺炎は5%前後、他の抗ガン剤と同等。
皮膚障害は頻度高いが重篤ではないものの患者さんには説明が必要
例・・・・ざ瘡様皮疹(菌は検出なし-リンデロンV)、乾燥
2.「肺ガン治療の最近の話題と新薬タルセバ」 中外製薬
特徴として、禁煙の有無にかかわらず生存期間の延長が認められた。
「副作用」
間質性肺炎、皮膚・爪周囲炎、下痢
{お願い}
*処方箋と一緒に“治療確認シート”を持参しているか確認してください。
*症状の変化に対する注意と異常に気づいた時の主治医への連絡について確認してください