トピックス > 一般公開 > 6/19 平成20年度 沼津薬剤師会 講演会

一般公開

1.「頭痛と漢方」 文ニューロクリニック 文 隆雄先生

「西洋薬から漢方薬へ」
 〜頭痛の診断は、問診に始まり問診に終わる〜
 ☆二次性をいかにピックアップし専門医に紹介をするか!
 ☆一次性にはどう治療していくか!

頭痛外来を訪れる患者さんとは
 ①とにかく頭痛をとって下さい
 ②脳に異常はありませんか?
 ③頭痛の仕組みと処置法を教えてください

「一次性頭痛」緊張性頭痛、偏頭痛、混合性頭痛、群発性頭痛
「二次性頭痛」内科的(感染症、低髄圧症候群)
       外科的(外傷、脳出血、脳腫瘍、水頭症、耳・眼・歯性)

<緊張性頭痛> 締め付けるような痛み、重苦しい、鈍痛、両側性
       ピーク PM2時(肩こりによる)
       ピーク PM5時(大脳皮質からの抑制解除)
       反復性-30分〜7日間持続、慢性-3ヶ月にわたる平均15日
       漢方-葛根湯 釣藤散 当帰芍薬散 川きゅう茶調散

<偏頭痛> 光過敏 におい・音過敏 悪心・嘔吐、ズキンズキンと脈打ちの痛み
     予兆の肩こり、4〜72時間持続
     漢方-呉茱萸湯
     西洋-トリプタン製剤、エルゴタミン製剤

<群発頭痛> 片眼の奥がえぐられるような痛み、流涙、結膜充血
      眼瞼下垂・浮腫、鼻閉・鼻汁
      1回/2日〜8回/日 15分〜180分持続

(薬物乱用頭痛の特徴)
 ・毎朝早朝-頭重感
 ・薬が効いている時間が短い、1日3回服用、痛みへの不安の為依存的
  治療として、原因薬の中止→予防薬、抗てんかん薬を3ヶ月使用する
  (デパケン、リボトリール等)


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