トピックス > 一般公開 > 9/25 平成20年度新薬研修会

一般公開

「ネクサバール錠」 バイエル(株)学術部

新薬ネクサバール錠200mg(一般名・・・ソラフェニブトシル酸塩)
 抗悪性腫瘍剤 キナーゼ阻害剤

<効能・効果>
 根治切除不能又は転移性の腎細胞癌

<用法・用量>
 ソラフェニブとして1回400mgを1日2回経口投与

<特徴-作用機序>
 細胞増殖や血管新生に関わる複数のキナーゼを阻害

<分子標的薬>
 ①がんを増殖させる物質の働きを抑える
 ②がんに栄養を送る血管ができないようにする
 ③脱毛などの、従来の副作用が少ない
 ④高脂肪食による効果↓もあるが、通常の日本食であれば影響は少ない

<副作用>
 高血圧12.6%(服用後早期からみられる-翌日・3週目・6週目多い)
 発疹38.1%、手足症候群28.8%、疲労24.2%、下痢37.7%

<薬局における患者さんへのKey-Poinnt服薬指導>
 1.圧力のかかる所に出やすい
 2.生命の危機はない
 3.皮膚のターンオーバー2〜3週で治る
 4.尿素入り保湿クリームによるスキンケアで、皮膚炎は改善・軽減される


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