一般公開
「ネクサバール錠」 バイエル(株)学術部
新薬ネクサバール錠200mg(一般名・・・ソラフェニブトシル酸塩)
抗悪性腫瘍剤 キナーゼ阻害剤
<効能・効果>
根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
<用法・用量>
ソラフェニブとして1回400mgを1日2回経口投与
<特徴-作用機序>
細胞増殖や血管新生に関わる複数のキナーゼを阻害
<分子標的薬>
①がんを増殖させる物質の働きを抑える
②がんに栄養を送る血管ができないようにする
③脱毛などの、従来の副作用が少ない
④高脂肪食による効果↓もあるが、通常の日本食であれば影響は少ない
<副作用>
高血圧12.6%(服用後早期からみられる-翌日・3週目・6週目多い)
発疹38.1%、手足症候群28.8%、疲労24.2%、下痢37.7%
<薬局における患者さんへのKey-Poinnt服薬指導>
1.圧力のかかる所に出やすい
2.生命の危機はない
3.皮膚のターンオーバー2〜3週で治る
4.尿素入り保湿クリームによるスキンケアで、皮膚炎は改善・軽減される