トピックス > 一般公開 > 3/26 平成20年度 サプリメント研修会

一般公開

1.「スキルアップのためのサプリ・トクホ相談Q&A」発行について
   静岡県薬剤師会医薬品情報委員 久保田 節子先生

平成20年4月から特定健康診査が実施され、消費者の健康志向が高まりサプリメントやトクホの需要が
増加、それに伴い相談件数も増加した。

 例:Q.降圧剤(ACE阻害剤)服用中。『血圧が高めの方の食品』を飲み始めた所、咳がとまらない
     のですが?
   A.ペプチド含有の食品は、ACE阻害剤との相互作用がある。
     トクホの中止を勧める→結果、1週間後に止まる

上記の本は、ビタミン、ミネラル、ハーブ他計50品目をリストアップし、Case/Point/Check List(相互作用)等
を掲載している。
静岡県には、『高齢者くすりの相談室』を4カ所設置。
また、独立行政法人国立健康・栄養研究所による「健康食品」の安全性、有効性情報を参考にして戴きたい。

2.「医薬品とサプリメントの相互作用」-サプリメント/健康食品の適正使用のための情報-
   健康科学大学 蒲原 聖可先生

〜代替医療と統合医療について〜

1)サプリメントとは
 [内容成分による分類]
  1.ビタミン・ミネラル
  2.タンパク質・アミノ酸 
  3.特定の動植物に由来する成分 4.薬用植物・ハーブ類

[摂取目的による分類]
 1.必須栄養素の補給
 2.必須栄養素の保健効果を期待
 3.生活習慣病予防 
 4.全般的な健康維持・増進
 5.特定疾患に対する予防・症状の緩和を期待

 定義はなく、食品に区分される。
 有効性が表示されず、消費者間では情報不足が指摘される
 近年は、健康寿命・ヘルシーエイジングの認知、健康保険制度変更による
 自己負担の増加によりサプリメントの利用が増加している。
 その中で、エビデンスの構築と価格の適正化も必要である

2)健康食品とは
  健康に関する効果や食品の機能等を表示し販売。一般食品に含まれる

3)保健機能食品とは
  特定保健用食品【トクホ】、栄養機能食品(ビタミン・ミネラル)


▲ ページの先頭へ