一般公開
「抗ガン剤について」 静岡県立がんセンター 本川 聡先生
がん化学療法の目的と副作用対策および対処法について
抗ガン剤の投与量を増やすと効果は上がるが、安全域が狭いため副作用が起こりやすい。
腫瘍細胞におけるEGFRの過剰発現は、角化異常・爪母細胞の分化異常をきたし、毛包炎・皮膚乾燥等
起こる。
<悪心・嘔吐対策>
5-HT3受容体拮抗制吐剤、デキサメタゾン、ドパミン受容体拮抗薬、Bz系抗不安薬
<パクリタキセルによる末梢神経障害-対処法>
VB6、VB12複合ビタミンB剤、痛みにNSAIDs・麻薬性鎮痛剤・抗うつ薬
牛車腎気丸、グルタミンの投与、また手指の運動