トピックス > 一般公開 > 22.4.22『褥瘡予防・体位変換用具の選び方・体位変換時の注意』

一般公開

沼津市立病院杉山看護師長

圧力の強さ×時間的継続=褥瘡の発生
    (2時間おきに)

・骨の突出している部分に褥瘡できやすい。

《体圧分散用具》

l 低圧マット…静止型・接地面を大きくする・自分で動くことが可能な人に

l エアマット…トライセル・アクティー
        5分間隔で圧を切り替える
        シーツをピンと張らない。セルの働きが低下するため
        かかとに注意する。セルの間に入ってしまうため。足ふくらはぎのあたりに
        クッションを入れるとよい。

l 背中に体位変換用枕(三角枕)と足にクッションを使用することで圧が分散する。


応力×時間的継続=褥瘡の発生

・頭を上げることで、重力による摩擦が発生。尾骨の皮膚がひっぱられることによる。
・ベッドのギャッチアップにより、上半身を起こしたときは、体をうかせて、背抜きをする。
・背抜きにより、背中や尻にかかっていた圧が逃げる。


注意点

l 発赤部位をマッサージすることは厳禁。ポケットができやすくなったり、組織断裂により症状悪化するため


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